2014年11月10日 営業担当者の雑記
8日夜に行われたフィギュアスケートで羽生結弦選手と中国の選手が演技直前の6分間の練習中にぶつかり両者が氷上に倒れた。羽生選手は暫く起き上がれず顔と顎を負傷したようで顎からは血が流れていた。様子からみると試合はちょっと難しいのではと思ったのだが棄権はなし。そこでも驚いたのだが演技中4回転ジャンプも試みるがことごとく失敗。みていて痛々しくもう演技中止をしたらと何度も思ったが最後までやり遂げた。結局2位になったのだがこの場面実況中継のアナウンサー、コメンテーターなどは「不屈の精神」とか「オリンピック金メダリストとしての誇り」とか涙ながらに讃えていましたが私は一方でこれからがある若い選手の選手寿命がこれで終わったらどうするんだとむしろ不安でした。ちょっと状況は違うかもしれませんが、嘗て半月板を傷つけ歩くのがやっとの横綱貴乃花が優勝決定戦で武蔵丸を破り鬼の形相で奇跡的な優勝をして当時の小泉首相が「感動した、おめでとう」といって優勝杯を渡したことが話題になりましたが貴乃花はこの無理が祟り引退してしまいました。他の色んなスポーツはドクターストップというのがありますがジャンプにはなく選手の判断に任せるのですね。本能で演技をしてしまった羽生選手の傷が大きくないことを祈るばかりです。