2014年10月30日 営業担当者の雑記

米民間宇宙企業オービタル・サイエンシズ社が28日国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送のために打ち上げた無人ロケットが発射10秒後に爆発したと報じています。爆発したのは無人補給船「シグナス」を積んだロケット「アンタレス」でISSに滞在中の6人の宇宙飛行士向けに食料などを積んでいたとのこと。米国が2011年のシャトル引退後ISSへの輸送を民間に任せてから初めての事故で米宇宙政策への打撃は避けられないとの事。
今回シグナスには地元千葉工業大学のハイビジョンカメラ「メティオ」も搭載しておりISSから流星を2年間撮影し、流星の元となる小惑星の特徴などを調べる予定だったとか。思い出すのは1979年のチャレンジャー号が発射後73秒で空中分解を起こし7名の乗組員が亡くなった事故。乗組員の中には日系のエリゾン・オニヅカ氏も含まれていた。NASAはこの後3年間原因究明、対策、地上実験などなど万全を帰す為スペースシャトルの打ち上げを中止した。今回被害者はいないし4~6ヶ月分の食料在庫がISSにはあるようなので緊急な問題は起きないようだがしっかりとした原因究明が待たれるところ。