11月27日 読売歌壇栗木京子
今週の選は「開園と同時に駆けて若者は無人のコキアの丘を撮りたり:原 道雄」多分これは国営ひたち海浜公園のコキアの事だと思います。小高い丘に数万本が植わっており下からだと空に向かって上からだと見下ろす景色は壮観です。ただ時期になるとそれは大変な人込みでどこから撮っても必ず人が入ります。コキアが植わっている敷地内には入ってはいけないのですがスマホを持った人々が思い思いにポーズを決めていますので間違いなく人は映ります。新聞などでの紹介では時間外に特別に撮らせて貰えるのでしょうが普通の人はこの歌のように開園と同時に駆けだし誰もいない図を撮るんですね。お正月どこかの神社で一番になると福が来るというのがありますが無人のコキアを写真に収めることが出来ればきっといいことがありそうに思えます。コキアは和名ほおき草といい昔はその名の通りほおきに使っていたとのことですが昨今は紅葉を楽しむ草になっています。