10月21日 読売歌壇栗木京子
久しぶりに栗木京子さんの選評から「やりがいも危うき時代か叩かれて仕事が増える教育現場:佐藤紀行」私は学生時代のアルバイト以外で先生の仕事をしたことはありませんが、つくずくその職業人に敬意を払います。そしてもっと好待遇にするべきだと思います。私達は学校の先生に過度の期待をかけすぎます。学科の授業だけでなく社会生活を送るための全般、クラブ活動、人格形成など多岐に亘っています。本来なら家庭でやるべきことまで学校に任せ、子供の心身が不健康になったらすべて学校の責任にします。「やりがい」と先生たちの報酬を天秤にかけるとどう考えてもつり合いは取れていません。仕事熱心になるほど仕事は増え、自分の時間、家庭を犠牲にしキャパを超えると仕事は捗らず評価は下がります。人生で一番大事な時期にある子供たちを預けるのですから現場の先生たちの「やりがい」に報いるにはもう少し労働環境と待遇を改善すべきです。