2014年10月15日 営業担当者の雑記

先日の新聞に、入居者の孤独死防止策などに取り組んでいる松戸市の常盤平団地で、地域ケア会議の発会式が行われ約170人が参加したことが報じられていました。1960年に入居が始まった同団地は65歳以上の高齢化率が4割を越えており2001年には死後3年を経過した住民の遺体が見つかったことを機に、全全国でも珍しい常設サロンの設置など地域ぐるみでの住民交流や孤独死対策に取り組んでいるとのこと。私にも忘れられない経験があります。母が入院しており耳の悪い父が一人で暮らしていたのですが弟が偶々実家に帰った時父が倒れており既に事切れていたのを発見しました。医者に依ると死後4,5日経っているようだとの事でした。誰も死ぬときは間違いなく一人ではあるのですがその近親者としてはその瞬間を看取ってやりたいと思うのが人の情です。年老いた両親のことが心配ではありますが遠く離れて暮らしていますと何時も傍にいることもできません。昔だと暫く顔をみないとお隣さんが覗いたのでしょうがみんな年をとり人のことまで面倒を見られなくなっています。自治会、地域住民あるいは新聞配達、郵便配達といった民間企業が一緒になって何とか孤独死を防ぐあるいは速やかに発見出来るシステムが出来ればいいなと思います。