8月17日 読売歌壇栗木京子
台風7号が大荒れだった盆があけました。今日はあまりに共感したので浮気をし小池光氏の選から。「若づくりしてみたけれど無駄だったバスに乗るなり席譲られて:宮本允子」もう笑うしかありません。通勤時はコットンのボタンダウンシャツとコッパンが定番で一応それなりの身だしなみをしているつもりですが最近電車に乗ると直ちに席を譲られます。以前は結構ですとつっぱっていたのですが膝腰が悪くなり親切に応えるようにしています。確かにガラスに映る自分を見ると腰が曲がり、がに股で歩幅も小さくちょこちょこ歩きです。どう見ても若くはありません。席を譲って下さる人から見ると随分立つのも大変そうな爺さんなのでしょう。それを自覚していなかったのですね。「まだまだ若いものには」などとは思っていませんが年寄りだと同情されるのは御免だなという気持ちでした。何とも可愛いというか見栄っ張りというかもう少し姿勢よく立っている人の台詞でした。