8月7日 読売歌壇栗木京子

今週の選は「高地にて鍛えたみたいな速さなりマスク外して駅へ走れば:柴田和彦」この方は駅へ急ぐのに途中でマスクを外したら高地トレーニンググをしたスポーツ選手のように呼吸が楽になったというのですね。私の場合は通勤電車内ではマスクをしており駅を降りるとすぐマスクを外します。その時の爽快感。多少の背景は違いますがマスクを外したときの何とも言えない開放感。実によくわかります。コロナ禍の時期世のなかが暗かった理由は勿論かつて経験したことのないウィルスの出現に対する恐怖が蔓延していたのが大きな原因だとは思いますが基本マスク着用、食事以外は外すなというお達しを遵守したことによる閉塞感、息苦しさというのも相当大きな要因ではなかろうかと思います。声はくぐもるし息苦しいし。今だいぶ状況がよくなってマスクをつけることが通常ではなくなりその弊害をつくづく感じます。何とかこのままマスク不要になって欲しいものです。