7月24日 読売歌壇栗木京子
今週の選は「鉢植えの無花果伸びて自転車は人間乗せず枝を支える:岡本 雅子」このままの歌で伸びた無花果が自転車の上を覆ってしまいそれを自転車が支えているというのですが実は我が家でも庭木で気を使うことがままあります。お隣との境に「コムラサキシキブ」と「ギンモクセイ」を植えているのですがコムラサキシキブはものすごく元気がよくすぐ枝がお隣に越境します。お隣は駐車場なので車を傷つける恐れがあり気が付いたときはすぐに切っているのですが時々間に合っていません。今時分から薄紫の小さな実がなり可愛いのですがそれは私が感じることでお隣にしたら迷惑な話です。選歌の場合は自分の家で完結しているのでいいのですが狭い我が家の庭ではたとえ無花果が越境したとしても目に付いたら切るでしょう。あるいは枝を切って実をお裾分けか。まあギンモクセイがこぼす香りくらいは許してもらえるでしょう。無粋な方ではないようなので。