6月19日 読売歌壇栗木京子
今週の選は「ファミレスでローマという名のロボットがピザ運び来てピタリと止まれり:高山 豊子」私はこのロボットにはお目にかかったことはありませんが回転寿司屋で、あるいは違うファミレスで、あちこちでいろんなロボットに出会います。ただの運搬機みたいなものから子供が喜びそうないでたちのものまで様々な恰好をしています。注文はテーブルに置いてある端末で行いロボットが食事を持ってくる、何か用があるときはベルを鳴らすことになっており店員さんと話すことはほとんどありません。これですと人員が削減できます。わざわざ高い人件費を使って店員さんが食事をもってくる必要はまったくありません。私は若い人がこういう接客業につくのはちょっともったいない気がしています。どうしても人出が必要な厨房には時間を調整しながら働きたい人、意欲のある高齢者で賄いホールサービスはロボット大いに結構です。この作者は少し驚いている風情ですが。