6月7日 少し早歩き、がん予防にも

今日の日経夕刊に東京大学中川恵一先生の表題の文が掲載されていました。マグロやカツオはエラに酸素を送り込むため一生泳ぎ続ける、人間は直立歩行を始めた時から長く歩くように進化してきた。そのため長く歩くことが健康維持に不可欠だといいます。ある米国の調査に依ると1日あたり4千歩のグループを基準にすると1.2万歩までは総死亡率が下がり、がんによる死亡では1.6万歩まで減少が続きそれ以上歩いてもプラスの効果は見られなかった。日本でも群馬県の「中之条研究」によると「1日8千歩、そのうち20分は早歩き」で健康を維持できることが分かった。「1日7千歩、うち15分は早歩き」でも大腸がん、乳がんなどを予防できることが確認されたそうです。私たちは歩かないと不健康になる進化上の宿命を負っていると結びます。私の場合は会社の通勤などで6千歩弱のとろとろ歩行。足腰が弱く早歩きは気分だけ。歩かないよりはいいのでしょうが。