5がつ30日 読売歌壇栗木京子

今週の選は「スーパー閉まるバスもないから一時間歩いていこうかこの街出ようか:前田佐和」何とも切実です。確かに人口が多く商売が成り立っていたからスーパーもあったのですが若い人は街に残らず人口は減るばかりなのでスーパーも閉店してしまったのですね。でも間違いなくここで生活している人はいるのですから困ってしまいます。テレビで巡回スーパーのことを取り上げていましたがやはり今までスーパーを利用していた方にとっては物足りません。しょうがないから一時間かけて最寄りのスーパーまで歩こうかと考えたものの帰りは荷物を持っています。再々行くのもかったるいので少しまとめて買おうかなどと想像するとげんなり。いっそのことこの街を出てしまおうかというのです。生まれ育った場所なのか少々遠くても我家が欲しいと買ったのか分かりませんが悩ましいことです。昨今空き家のことが話題になりますが住む人はいてもこんなことが起きるのですね。