4月25日 読売歌壇栗木京子
今週の選は「諸事情が卵の価値を上げてゆく変わらぬものは卵の重さ:杉山 太郎」女性の作品かと思ったら男性でした。多分お一人か退職後で奥様から買い物を言いつけられている方とお見受けしました。そうなんです卵はずっと物価の優等生といわれており価格の上下がほとんどなかったのですが、このところ急激に値上がりしています。餌代、電気代の高騰、病気による殺処分で卵を産める鳥の数が少なくなったなどが理由のようですが何しろ卵は必需品です。料理にもケーキにも使います。さすがに養鶏場も価格転嫁をせざるを得ないし、普通は中々値上げを認めないスーパーも今回はすんなり値上げしました。卵掛けご飯はぜいたく品、朝食の目玉焼きはなしなんてことになってしまいました。作者の表現とは違い私には一個の卵が随分重く感じられます。そういえば毎度昼食でお世話になっている「親子どんぶり」も値上げしました。これは非常に痛いのであります。