3月6日 読売歌壇栗木京子

今週の選は「白鵬の断髪式に思ひ出すお父さまといふ美しき呼び名:大武美和子」この作者も感じたのですね。私も白鵬の断髪式で娘さんがお礼の言葉をのべていたのだがその時白鵬に向かって「お父様」と呼びかけたのには驚きました。なんとなんと今や死語かと思っていたこんな言葉を使うとは。私などは子供へのしつけが甚だできていなく娘は「おとん、おかん」と呼びます。息子たちは何と呼んでいるかなア。多分面と向かっては呼ぶんでないように思います。私は小さい時は「とうちゃん、かあちゃん」小学高学年から学校のみんなに合わせ「お父さん、お母さん」と呼び始めたように記憶しています。亡くなった両親のことは今下の名前で呼んでいます。世間ではパパ、ママが圧倒的に多いのでしょうが一部お坊ちゃま、お嬢ちゃま学校ではまだ「お父様」は残っているのでしょう。それにしてもモンゴル出身の白鵬の娘さんから美しい言葉を聞かせてもらいました。