1月13日 エンニオ・モリコーネ
マカロニウェスタンの映画音楽で有名なオイタリア人音楽家エンニオ・モリコーネが2年前に亡くなったがそのドキュメンタリー映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」が新聞に紹介されていました。モリコーネといえば1960年代一世を風靡したマカロニウェスタンの挿入歌が思い浮かびます。どんなにクリント・イーストウッドがニヒルでもリー・ヴァン・クリーフが不敵でもジュリアーノ・ジェンマが格好よくてもエンニオ・モリコーネの音楽がなければあれほど流行りはしなかったでしょう。寂しげなそれでいて何かが起きそうな予感がする彼の音楽はとても魅力的でした。そして数年前先輩が送ってきた彼の音楽にまた驚きました。四季の移り変わり、風の流れに音楽を付けている画像です。映画音楽で大成功した彼の本質はこういった時間を超えた悠久の世界にあったのですね。生粋の芸術家が最高の職人でいられる奇跡、その生涯をかけた実践との推薦文。楽しみです。