1月12日 ほっこり話

昨日のことです。店のためにした仕事なのに事務員さんから剣突をくらい甚だ不愉快な気分で運転していた時に「ほっこり」に出会いいっぺんに気分がよくなりました。私が松戸中心部の細い路地を運転していたら右の方からまったく前を見ないでサッカーボールを抱えた幼稚園か小学1年ほどの少年が走ってきます。危ないのでその場に止まり待っていたら彼はボールを落としそれを拾うため必死です。幸い車までは来ないうちに拾い上げ、始めて前を向き私と目が合い恥ずかしそうにペコンと頭を下げました。なにしろボールを拾うのに夢中で何も目に入らなかった自分に気が付き我に返ったのでしょう。色の白いこの少年はホッペを赤く染めいかにもバツが悪そうに頭を下げています。私は思わず手を差し出しOKサインで返しました。二人の間になんとも言えない「ほっこり」を感じそれまで腹につかえていたものが一度にどこかに行ってしまい思わずにやついてしまいました。