2014年9月3日 営業担当者の雑記
昨晩家に帰る道すがら近くの森から虫の鳴き声が聞こえてきました。このところ夜は少し涼しくなったせいでしょうかそれとも今まで気が付かなかっただけなのでしょうか,「カチャカチャ」とか「リーン・リーン」とか数種類の虫が場所に依っては結構激しく鳴いていました。その後車に乗ったらまさにドンピシャ。VINTAGE中の「THE SUMMER KNOWS」が聞こえてきました。時は2011年1月東京文化会館小ホール、佐山雅弘が井上陽介、大坂昌彦のトリオで組んだ幻のセッション。佐山のピアノは気の向くままに情緒たっぷりに、技の限り贅を尽くした三人の競演、さらには嬉々として演奏したソロ達。最初から感激のしっぱなしで終演後即刻CDを買いベースの井上陽介さんに握手をして貰ったあのときの楽曲です。ピアノソロの後ベースは低く緩やかな流れで過ぎ去った夏を愛おしむかのように時に優しくまた時には大きな波で弦を引きます。すっかりこのメロディーに入りこんでしまいました。時に少し感情過多かななどと思うこともあるこの曲を久しぶりに聞き先ほど聞いた虫の音とあいまり一足早い秋を満喫したひと時になりました。