2014年8月29日 営業担当者の雑記

今朝の日経新聞「無人けいざい②」でおもしろい記事を見ました。内容は千葉大学で開発している無人宅配ヘリが電波法の規制で2、3キロしか飛ばすことができず実用化で遅れが出ることを懸念しているというものです。このヘリは無線操縦のような手元操作が要らず、パソコンで航路を設定すると目的地まで狂いなく飛ぶ。重さ5キログラムまでの荷物を運べ搭載カメラのリアルタイムの画像データを用いれば、人が寄りつけない大型災害や事故の現場をいち早く正確につかめる為国内外の企業が熱い視線を送っていると言う事です。アメリカではアマゾン・ドット・コムが無人ヘリの実証実験認可を申請するなど実用化の動きが急速に高まっており、折角の技術が規制の壁に阻まれてしまうと言う事で野波特別教授は電波の出力上限引き上げを総務省に求めているが、なかなか進まないとのこと。自動運転車でも日本で実証実験したのは1978年でグーグルより30年早かったのに走行データの蓄積では州政府を巻き込み一般道での走行試験をいち早く始めたグーグルに遅れをとっっているとのこと。折角いい技術でビジネスチャンスが広がろうとしているのに何かと国の規制が邪魔をするのですねエ。