11月21日 読売歌壇栗木京子
さて今週の選は「巣ごもりが長く辛いと言いながら解除になりても行く所なし:河内ふみ子」よくぞ31文字でコロナ禍の状況をぴったりとまとめたものですし栗木さんよくぞ選んで下さいました。もう3年になりますかね外に行くな、マスクしろ、大勢で密になるなと声高に言い始めてから。その間時々波と波の間もありしばらく行っていない美術館巡りがしたいなとか見たい映画が溜まってしまったとかたまにはおいしいものでもなどと夢想していたのにいざ外出ができるようになったら今までの不満はどこに行ってしまったのか何もしないうちに結局また感染者が増え始めてしまいました。コロナの実態が大分解明され始め一時期のように科学的根拠もなしに唯々あれするなこれするなということは減ってきましたが、それでも人込みは避けたいしマスクは外せないしと思うと外出もためらってしまいますよね。コロナとは上手に付き合いながら早く日常生活を取り戻りたいですね。