10月5日 AI一茶くん
日経MJに「川村秀憲のなるほどAI」というタイトルで面白い記事が載っていました。このかたは大学の研究室で人が詠んだ俳句を教師データとして用いディープラーニングに様々な工夫を加えることで徐々にAIで俳句を生成できるようになったとのこと。「AI一茶くん」と名付けられた彼(彼女)は漢字交じりの現代俳句およそ40万句を教師データとして用い今では1億句以上作っている。中には「さみだれや貝がらなどの跡少し」などとそれなりの形式になっている作品もあるようです。ところがAIに選句させるのに難航している、人間だと詠むのは難しくても好きな俳句を選ぶのは気楽にできそうだがAIは逆。AIは人生経験に照らして俳句の意味や意義などを理解できないため俳句の価値をちゃんと評価できないのが理由。まず句会で人と対等に会話することが出来るようになり人の価値観に沿った言葉で相互作用できるAIを実現することが真の狙いとのこと。