2014年8月21日 営業担当者の雑記
20日未明広島市北部に降った大雨は土砂災害を引き起こし多くの被害者が出ているとの事。テレビ報道の被害地図を見ると頂上付近から下に向かって一直線に山が崩れておりそれが途中から3,4本に増え大量の土砂が流れ出し麓の家々を押し流しています。逆ロート型の地形といっていましたが住むには非常に危険な場所だったようです。それにしてもこの大量の雨の原因が「バックビルディング現象」というもので積乱雲が風上(西側)で繰り返し発生して風下(東側)では雨が降り続ける現象のようですが当日の雲の様子を見ると確かに雲は流れているのですが同じ場所にずっと大雨を降らせる雲が留まっているように見えます。この言葉は初めて聞きましたが更にこのあたりは花崗岩の上にそれが粉砕して出来る「まさ土」が積み重なって出来ており大量の雨でまさ土を浸透した水が花崗岩との間に層となり表層崩崩が起こしたのが原因とのこと。こういった地形は他にもあるようです。大雨は止められないかもしれませんがその予報精度をさらに上げ適切な警報を出し避難するようにしないと同じような災害がまた起きかねません。行方不明者の人たちが一刻も早く見つかるように祈るばかりです。