8月29日 今日の読売歌壇
本日栗木京子さんが読売歌壇で選んだ歌に「アトラクション兄だけ乗れて泣く次男あと3センチ伸びたら来よう:末野有理」というのがありました。これはもう名前なんか見なくてもお母さんの作品です。ありそうです。一つ違いなのか長男の方が次男よりほんの少し大きいのです。そのため長男は遊園地の乗り物に乗れるのですが次男は3cm足りないのですね。こういったとき次男は長男を尊敬するのです。お兄ちゃんは僕より大きいんだと自覚するのですね。僕も来年には乗り物に乗れるようになるんだ!といったかどうか知りませんが状況はよくわかります。こんな歌を選ぶ栗木さんもお母さんなんですね。もしかしたらすっかり大きくなった子供たちの小さい頃を思い出したのかもしれません。何に感動したのか何を言いたいのかが31文字のなかでしっかり表現されている作品です。愛の恋の人生のというのも結構ですがこういった現実生活の歌も大事にしたいものです。