4月26日 知床の観光船遭難
23日に知床半島沖で観光船が遭難しました。出航当時網走地方の水温は2~3度、風速15m前後の強い風が吹いていたとみられ高さ2~3mの波も観測されていたとのこと。地元の漁船も戻ってくるような天候の中、運航会社の社長は出航に際して「大丈夫だと思った」と説明したとのこと。慣れた社員を全員辞めさせたとか現場に詳しい船員がいなかったとかの報道がなされていますが地元の漁協関係者は「この区域は地形や海流が複雑で慣れていないと航行は難しい」とも言っているようです。まさか他の船が出ないから儲けものだなどとは思っていないでしょうが。乗客乗員26人。現在発見されているのは11人。全員の死亡が確認されているようです。海上保安庁は事故の捜査に乗り出しているようですが残されたご遺族はたまりませんね。この事故の影響でようやくコロナ禍が収まりつつあり各地の観光スポットも予約が埋まっていると聞きますが知床は大打撃でしょう。