2月18日 小平選手と高木選手

スピードスケート女子1000mで高木美帆選手が優勝した。500mから3,000mまでの5種目に出場。種目の専門化が進む中でのオールラウンドプレイヤー。体の疲労と今回のレースではなかなか思うような結果がついてこない苦しい中最後の競技で個人種目初の金メダル。凄いとしか言いようがない。一方の小平選手。競技後に打ち明けた足首の捻挫。本人曰く「絶望的な状況、4年間が台無しになってしまった」からそれでも「勝ち負けじゃなく、競技に取り組む姿勢をしっかり示したい」と最後まで滑りちょっと不格好な作品になったが自分なりに今を乗り越えることが出来た。と。前回のオリンピックで優勝した時に見せたライバル選手への尊敬とおもいやり。ここに究極のスポーツマンシップと彼女の精神的な高みを見たのだが小平選手のすばらしさは今回敗れてもなお飛びぬけていた。競技に勝った高木選手と自分に勝った小平選手と。本当にいいものを見ました。