2月3日 節分

今日は節分。自由律俳句の尾崎放哉に「節分の豆をだまってたべて居る」というのがあります。世にすねた放哉が一人で節分を祝って(呪って)いるのでしょうか。我が家ではもう子供が家を出て久しいのですが必ず豆まきをしています。子供が居たころは定番通り大きな声で「鬼は外、福は内」といいながら豆をまいていましたが最近は外に聞こえないように小さな声で「鬼は外」と少量の豆を放り、すぐに戸を閉め「福は内」といいながらこれまた少しづつの豆を部屋のあちこちに置いて回ります。まくとあとで拾うのが大変だというショボクレ親父なのですがこれを拾って食べます。妻は年の数ほどというのですがお互い中々そうもいかない年になってきましたのでバースデーケーキに立てるローソクのように10歳で括って食べます。と私はいっていますがきっと今晩はこの儀式がある筈です。というわけで明日は立春。春はもうそこ。「旧暦の節句の鯉がをどって居る夜:放哉」