12月14日 米トルネード

10日米南部、中西部を襲った竜巻はとんでもない大きさで甚大な被害を出しているようです。竜巻が通過後は地上に立っているものすべてが上空に舞い上げられ建造物はバラバラになっています。竜巻常襲地帯に住む人達はシェルターに逃げ込むようだが今回のは想定をはるかに超えた威力だったようだ。米では近年竜巻が年間1000個以上発生するが通常は5~6月が多く12~2月は少ないのだが名大の坪木教授によると今回のは春に発生するのと同じようなパターンだという。直接の原因は12月としては異例の暖かく湿った空気が南から流れ込みそこに北からの寒気がぶつかり激しい上昇気流で巨大な雲の塊ができてスーパーセルとなり竜巻が発生しやすくなったとのことで竜巻の強さを示す「改良藤田スケール」では5段階の上から2か最大の可能性があるとのこと。ところでこの藤田とは元シカゴ大教授で高校の大先輩。在学中に母校で講演されたことを思い出しました。