11月10日 枯れ葉
今日は昨日と打って変わり快晴。とても気持ちのいい陽気だったので久しぶりに八柱霊園で昼食をしました。木陰に車を止めコンビニで買った弁当を食べていると少し風があるのでしょうか樹々から枯れ葉がどっと散っています。私の車の窓にも落ちてきてそして下の方に流れていきました。自然界の中ではごく普通に行われているサイクルなのですが我々はこの時期の枯れ葉に思い入れをし昔から多くの文学作品にも使われました。オー・ヘンリーの「最後の一葉」は教科書にも載っているそうです。あるいはレオ・バスカーリアの「葉っぱのフレディー」どちらも散っていく枯れ葉がテーマで愛読されています。落ち葉には冬に向かうこの時期とも相まって人は何となく哲学的になったり自分の人生を見つめたりするようです。私の好きな俳句「木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ:加藤楸邨」も散る葉に病身である自分を重ね紡いだ言葉に彼の深い思い入れを感じます。