2014年6月23日 営業担当者の雑記
昨日ユネスコの世界遺産委員会が「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産への登録を正式決定したとの報道がありました。地元では昨夜日の丸とちょうちんで祝賀行列、50発の花火打ち上げで喜びを爆発させたとのこと。そんな中日経に、1987年に操業停止した片倉工業は2005年富岡市に寄贈するまでの18年間「売らない、貸さない、壊さない」の3原則を掲げて維持管理に努めた。「日本近代化の象徴である製糸場は一企業だけのものではない。社会的な責任で維持管理しなければいけない」という操業停止当時の社長の言を受け固定資産税を含め年間約1億円を使い建物の修繕や敷地内の芝生を刈るなどの管理を継続してきたとの記事がでていました。私企業が利益にならないことにお金を使い続けるには社内外の抵抗もあっただろうによくぞ続けてこられたとその見識に敬服します。片倉工業の功績は、世界遺産登録と共に語り継がれるだろうという地元のNPO法人理事長がいうように建物もこの話も皆で後世に伝えていきましょう。