2014年6月19日 営業担当者の雑記

先日「花菖蒲」の真っ盛りということで、堀切菖蒲園に行ってきました。この辺り江戸初めころから菖蒲が有名で江戸百景として広重や春信の浮世絵にも出てくるほどの有名どころだったようです。江戸後期から明治にかけては堀切菖蒲園以外にも菖蒲園があり大変賑わったようです。品種改良されてきた花にはそれぞれ名前がついていますがこれが甚だ情緒たっぷりなのです。羽衣・竜田川・十二単・長生殿・香炉峯・江戸紫・初霜などなど。圧倒的に多い江戸系さらにその進化版の肥後系といった花々が所狭しと咲いています。江戸文学代表のひとつ俳諧も歌枕や歴史的な背景などかなりの教養がないとそのおもしろさあるいは奥深さが分からないようですが、そんな影響をうけているのか非常に凝ったネーミングばかりです。素人の私には総じて浴衣の色、柄に使うと具合がよさそうな涼やかな色が多いように思いましたがその形、花の開き方、グラデュエーションの付き方それはもう千差万別で一見の価値ありです。