2014年6月18日 営業担当者の雑記
先日日経に面白い記事が載っていました。千葉市が千葉大と組み土着の昆虫を使って農作物の害虫駆除の手法を開発するというもの。実用化は5年後をめどにしているとのことですでに確立しているイチゴ農家でのイメージは①まずビニールハウス内の苗に年2~3回、天敵のダニをまく②害虫のハダニを天敵のダニが食べる③ハダニを食べ尽くした天敵のダニは死ぬというものです。実は高知県では全国トップクラスの生産量がある「ナス」で1997年からこの手法の導入実験を始め現在では栽培面積の94%で天敵昆虫を使って害虫を退治しているとのこと。この天敵昆虫は「カメムシ」で、地域ぐるみで化学農薬を使わない栽培法を実践していた農家がナスの隣に栽培していたカボチャのつるから侵入したカメムシが害虫をたべているのを偶然発見したことから普及した由。記事は作業負担軽減が期待出来るとあるが私はむしろ色んな野菜にこの方法が適用される事で、農薬使用が原因の一つとも言われているアレルギーに悩んでいる人たちへの一助になるのではと期待しています。