3月29日 照ノ富士優勝
照ノ富士。凄い力士がいたもんですね。一度は大関を張り破竹の勢いだったが両膝の負傷、手術、内臓疾患などで番付一番下の序二段まで落ち何度も親方にも周囲にも引退したいといった力士の大復活劇。以前大関になった頃は相撲界は俺のためにあると怖いものしらずの大天狗だったようですがそれだけに自分の不甲斐なさ、惨めさが身に染みたことでしょう。それまでチヤホヤしてくれた「タニマチ」の多くは去っていったのでしょう。そこから毎場所勝ち越しを続け21場所ぶり、足掛け4年での返り咲きとなります。苦しい時に支えになったのが何なのかは知りませんが半端な覚悟ではなかった筈です。「できることを精一杯やっているだけ」とおっしゃるがいくら自分のこととはいえ頭が下がります。いまだに両膝に大きなサポーターをして土俵に上がっていますし何より体重が重いので両膝への負担は相変わらずあるのだと思いますが昇進後は次を目指し頑張って下さい。