3月18日 ザゼンソウ

すこし前になりますが栃木県大田原に「ザゼンソウ」を見に行きました。変わった名前ですがこの由来は仏像の後ろにある光背のようなもの(仏炎苞)が球形の花の上に伸びてきてさらに囲ってしまいその形が座禅を組んでいる僧のように見えるからで「ダルマソウ」ともいうそうです。高さは15cm、横幅は10cmほどで全体的に褐色で花の部分は黄色、ざっくり言えばミズバショウに似ています。咲いている場所は保護されており注意してみるとあちこちに鎮座しているという感じでした。1月から3月の寒い時期、湿地帯で見られ尾瀬や滋賀県の高島などが有名だとのこと。この花名前も変わっていますが生態も面白く、他の花が咲かない寒い時期、開花時に25度くらいに発熱し雪を溶かしさらに悪臭を発生させ昆虫をおびき寄せて受粉を手伝ってもらうということです。他に先駆け虫を呼び寄せるという生活の知恵なんですが虫の活動も鈍いため受粉率は低いようですが。