3月11日 東京大空襲

昨日3月10日は76年前にアメリカ軍による東京大空襲があった日です。報道によるとこの日を忘れないための活動を長年続けている海老名香葉子さんにアメリカ大使館のヤング臨時代理大使からメッセージが届いたということです。内容は第二次大戦で亡くなられた方に対する追悼の言葉で私信とはいえアメリカからこのような手紙が届くのは珍しいようです。海老名さんは一世を風靡した林家三平さんの奥様になった方で12歳の時に空襲で一家6人を失い学校にもほとんど行けず孤児となり食うや食わずの生活の中で成長したと伝え聞きます。後年海老名さんは東京大空襲の追悼活動を今に至るまで続けています。いくら戦争中とはいえ日本に厭戦気分を起こすのには十分過ぎる徹底した空襲の事は忘れてはいけないと思います。しかしそれまでアメリカを憎んでいた彼女は真珠湾を見て被害者も加害者も苦しんでいる戦争の悲惨さを訴え始めるようになったとも。重い言葉です。