2014年4月28日 営業担当者の雑記

昨日「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)についてユネスコの諮問機関が世界文化遺産への登録を勧告したとの報。富岡製糸場の名前は学生時代に習った記憶があるが、明治の初めに外国から製糸技術を導入し後年生糸が主力輸出製品になる先駆けとなった工場程度の事しかしらなかった。むしろ製糸工場というと何となく「女工哀史」という言葉と結びつきあまりいい印象を持っていなかったのだが、今回その内容を見てみるとまったくそれが間違っていることが分かりました。七曜制の導入、日曜日の休み、年末年始、夏季に10日程度の休暇、1日8時間労働、食費・寮費・医療費は工場持ち、制服貸与などなど当時としては画期的な労働環境を持っていたこと。そしてこの工場で働いた女性たちが各地の製糸工場にその先進技術を伝え日本の養蚕・製糸産業の水準引き上げに大きな役割を果たしというもの。生半可な知識で勝手にイメージを作っていた自分が恥ずかしくまた怖さを知った次第です。