9月16日 前はなんだったっけ?

日経夕刊のプロムナードという小欄にとり・みき(マンガ家:私は名前を存じ上げません)さんが「時計をとめて」と題し書いていた文に共感しました。内容は「毎日のように通っていた道であっても、ある日建物が取り壊され空き地になってしばらく経つと、人はたやすく前の景色を忘れてしまうものだ。、、、時間はどこもかしこもすべて同じ速度で経過しているのではなく、土地のスポットによって進み方が違う」と展開していくのですが私が共感したのは前段です。私が今の住所に越してきたのはおよそ30年前でその頃は結構空き地があり夏には盆踊りがあるという長閑な町でした。ところがここ数年あっという間に畑や空き地が住宅に変わってしまいました。そうするともう以前の様子をまったく思い出さず女房と「前ここはなんだったけ」という会話をよく交わします。かろうじて目印になる建物を見つけ当時の景色を思い出しますがいまだに??のところもあります。