8月18日 NO ART,NO LIFE
昨晩表題のテレビ番組がありました。友人の娘婿がプロデュースしているので見てくれとのことでした。このプロデューサーはフリーのようですが時々「イタリアの小さな村」といった番組も作っているなかなか骨のある方のようです。今回は知的障害者の方々が描く絵を紹介しておりそれら独創的な作品は世界中で非常に注目されているとのことです。とても考えさせられました。人間は何のために「絵」を描くのだろうか。もちろん描きたいから描くのだろうがたいていの画家には自分を認められたいとか評価されたいとかといった気持ちもあるのだろうと思います。そして売れればもっといいという気持ちも。ただ今回彼らの作品群を見ているとそんなこととは無関係に本当に何のけれんもなく、ひたすら何かを描かずにはいられない気落ちが溢れています。まるで健常者が言葉を発するように絵で発信しているのです。自分の感性のままに本能的に色で形で何のてらいもなく。