8月6日 ノーモア ヒロシマ

75年前の今日8時15分人類が経験したことのない惨劇がもたらされました。私は原爆ドームを見たこともないし被爆者の方と話したこともありませんが、それがどんなに酷いものであったかは知っています。幸いにしてその後も生を全うされた方々が自分の言葉で書きしゃべってくれているからです。一瞬にして人間の尊厳を失わせるそしてその後も精神的肉体的に追いかけてくる恐怖と闘いながら生きてきた被害者の方々にただただ畏敬の念しかありません。長崎では資料館に行きそこにまだ漂っているであろう無念の魂が発する無言の叫びに耳がおかしくなった真夏の日を思い出しました。人間はどこまで残酷になれるのか。「戦争とはそんなものだ」と戦場に立っていた父は言いました。私は「よくそんなことが言えるな殺し合いをしてきた男が」と反発しました訳もわからず。広島も長崎も民間人です。戦争の末期になって何故!とも思いました。なぜ「REMEMBER」でなく「ノーモア」とも思いました。しかし原爆は人類の永遠の問題であればやはり「ノーモアヒロシマ」でいいのかもしれません。