2014年4月21日 営業担当者の雑記
先日日経夕刊のプロムナードに栗木京子さんという歌人が「方言の奥行」という題で綴られていたのが面白かったので紹介します。彼女は名古屋出身で自分では標準語を使っているつもりでいたら短歌の番組に出ていた時、時々ディレクターから駄目だしを受けたがすべてアクセントの問題だったというのである。例えば「椿」は標準語では頭の「ツ」を強く云うのだが彼女は「キ」を強くいうので「唾」に聞こえ美しく「椿」を詠んだ短歌が「唾」になり台無しになったというのである。話はさらに発展し方言は体温を伴いながら私達の心に寄り添ってくると結んでいる。私も10数年前名古屋に転勤になった時語尾にアクセントが来る法則を発見しました。かくいう私共夫婦は福岡出身で特に女房は里を離れて随分たつのに未だに博多弁のアクセントが抜けません。面白いことに千葉育ちの子供にも博多弁が伝わり学校で友達に「どこの育ち?」と聞かれたりすると聞きました。三つ子の魂。。。?