2014年4月16日 営業担当者の雑記

桜前線は早や東北地方にまで行った様です。ちょうど三春の滝桜が満開との事です。人は大概自分の好きな桜あるいは桜にまつわる景色を持っているように思いますが、私はこの三春の滝桜は非常に好きな桜の一つです。世に三大桜と称される有名な桜がありますが、あれほど豪華で、勢いが良く、様子がいい桜もないように思います。まるで当代一流の歌舞伎役者が今ちょうど舞台に上がってきたような艶やかさがあります。またその景色はとても周囲の景色と溶け合い数百年前から地元の人たちが丹精込めて面倒を見てきた賜物なのだと本当に頭の下がる思いです。能の西行桜ではありませんが季節が巡り時期になると桜は唯花を開かせ木の精は束の間ひたすら舞い続けるるだけで勿論桜には何の罪もないのですが、人々は古来その桜に想いを馳せ幾多の物語を紡ぎだしてきました。そして散ってしまった花びらを惜しみつつまた来年会えることを楽しみにしています。