2014年4月14日 営業担当者の雑記

先日の新聞におもしろい記事がありました。
「虫垂むやみにとらないで」というもので「体に必要ない組織と考えられていた虫垂が腸に免疫細胞を供給し腸内細菌のバランスを保っている」ことを大阪大学などのチームがマウスで明らかにしたというもの。昔から虫垂は取っても何の問題もないと言われてきた臓器ですがこの記事を読み初めて虫垂の働きは体内に侵入した病原体などを攻撃する免疫細胞を作る働きを持つのだということを知りました。人間が発生した時から、生きていくのに都合がいいように進化してきた合理化の極致である臓器で不用なものはないと私は思っています。「この臓器は不用」だなどというのは人間の奢りなのではないでしょうか。これから研究が進んでいけば今まであまり重要視されていなかったあるいは非常に限定的な役目しか分かっていなかった臓器が実は大変重要なものなんだといったことがどんどん解明されていくのだろうと思います。