2014年4月7日 営業担当者の雑記
昨日我が家の海棠が満開になりましたので一枝折り母親の仏壇に供えました。母親が大好きだった花です。今年は彼女の命日をうっかり忘れていました。いつもは女房が覚えているのに珍しく彼女もまたうっかりでした。そのうえ野暮用が重なりお彼岸にもお墓参りに行けませんでしたのでちょうどいい機会になり喜んで貰えたと思います。この時期艶やかな色で小さな花をいっぱいつけるこの花を見ると母親を憶い出します。もう七回忌が過ぎてしまいました。晩年はかなり物事が分からなくなっていましたが、離れて暮らしていたのに最後を看取る事が出来て良かったなと思っています。西行は「仏にはさくらの花をたてまつれ我が後の世を人とぶらはば」と桜の花を供えてくれと所望しましたが私は母親の好きな海棠の花を供えて暫し想い出に浸った一日でした。