3月11日 東日本大震災
もう9年になります。まだ9年しかたっていません。3時過ぎに妻から隣接する習志野市の防災無線で「黙とう」の呼びかけがあったとのラインが入りました。2011年2時46分私は初めてあんな大きな地震に会いました。現地から流れてくる報道はとても正視できませんでした。生活を破壊し多くの人命を奪った東日本大地震。生き残った人々に語り掛ける言葉を私は知りません。詩人和合亮一氏は「「廃炉まで四十年」(現時点) ところでわたしの言葉の 原子炉を廃炉にするには 何年かかる のだろう この地球を この虹を この雲を この指先の棘を 廃炉にするには どれくらいか エネルギーのささやきを耳にしながら惑うばかりだ ああ 今日の言葉を廃炉にするには 何十年かかるのだろうか、、、、」の詩を朗読した。詩人は言葉を紡げるが私にはただ祈るしかありません。亡くなった方々には「どうか生者に慈悲を」とそして生者には「亡くなった人の慈悲に応えよう」と。