3月26日 営業担当者の雑記

今朝の日経に「解禁・ゲノム編集」という特集記事がありました。先ごろ厚労省の専門部会が遺伝子の一部を壊して働きを止めるゲノム編集なら自然交配と同じとして今夏にも届け出だけで流通出来るようにした。これを受けマダイの食用部分を大きくしたり、コメの収穫量を高めたり、アレルギーのない卵、毒のないジャガイモを開発するなど世界に先駆け続々と市場流通に向けた準備が進んでいるという。一見ありがたいことなのだが一方自然界で起きていることはDNAの任意の場所にランダムな変化が偶発的に起きることで、DNAの特定の場所に意図的な変化を人為的に導入するのとはまるで違う。これは生命システムへの積極的な介入でありゲノム編集技術は潜在的な危険性を内包しているので万が一にも想定外のことがおきたら誰が責任をとれるのかという福岡伸一さんの意見もある。いずれにしても食品としての安全性は必ず担保出来るようにして欲しいものだ。