3月22日 営業担当者の雑記

明日23日は「西行」の命日です。「願わくば花の下にて春死なん」と詠みその通りに往生したと伝えられる平安末期の歌人です。元々は天皇警護の武士だったのが何のきっかけか僧になり全国を行脚しながら歌を作り新古今集にも沢山入っており、芭蕉も大きな影響を受けているようで「奥の細道」は歌枕を追うと共に平泉から四国までた西行の後を辿っっているのだとか。手の届かない女性に恋したのが世を捨てた理由だともいわれていますがとにかくこの人逸話が多く、平清盛とは職場仲間で頼朝に弓の講義をして礼に貰ったた銀の猫を子供にあげたとか東大寺の再建に金を集めて回ったとか結構波乱万丈の人のようです。そんなことから彼を描いた本は沢山ありますが私は白洲正子氏の「西行」を読んだのがきっかけでのめりこんでしまいました。彼自身も面白いのですがその歌には新古今調ながらなんともいえない色気がありとても好きです。「いとほしやさらに心の幼びて魂切れらるる恋もするかな」