5月25日 営業担当者の雑記
今日は米原万里さんの命日なんですね。それも13回忌。といっても知らない人は知らないのですが私の大好きな作家の一人です。ロシアがまだソビエトだった頃その衛星国であったチェコの首都プラハに9歳から14歳まで生活した人です。その時の様々なエピソードを纏めた「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」あるいは彼女の独壇場である下ネタ満載の「不実な美女か貞淑な醜女か」さらに最後の執筆となった「必笑小咄のテクニック」などなど一時期彼女の本はすべて読むという勢いで読んでいました。ロシア語の同時通訳としても活躍しており仲間の田丸久美子との楽屋話は抱腹絶倒、悶絶してました。彼女の作品はその生い立ちからなのかかなり日本人離れをしており人間の本質がいとも簡単にあけすけに平易な言葉で書かれています。私は読み終わった本は取っておかないのですがその例外の作家の一人で時々引っ張り出してはニヤニヤ、フムフムと読んでいます。