3月7日 営業担当者の雑記

今朝新聞を取りにいたら雪柳の花が一輪だけ咲いているのを見つけました。私は何故だか突然オー・ヘンリーの「最後の一葉」を思い出しました。教科書等にも出てくるあの話です。病気で心身ともに弱っている女性がベッドから見える木の葉が落ちて行くたびに自分の寿命が縮まっていき最後の葉が無くなくなった時その命も尽きるという話を信じてしまうのです。それを聞いた同じアパートに住んでいる老画家が病身をおし壁に一枚の葉を描くのですね。そして残っている葉を見て元気になって行く女の子、無理がたたり亡くなった老画家。今朝の雪柳は一輪がこれからどんどん増えていきまもなく樹を覆い尽くすほどになりますが小説の方は消え入る寸前の話です。単純に「一」繋がりだったのかもしれませんが私はどちらにも「命」の大切さ、未来に向かっての明るさで結びついているようにも思いました。もうすぐ東北大震災のあの日がやってきます。