9月14日 営業担当者の雑記
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また 藤袴 朝貌の花」万葉集に収められている山上憶良の秋の七草です。瞿麦はなでしこ、朝貌はアサガオ、ムクゲ、キキョウなど諸説があるとの事。いづれも「折々のうた」からの引用ですがこの七草みんなどちらかというと地味な花ばかりです。萩は我が家で今満開ですが葉の方が多く花そのものは小さくそんなに目立ちません。ススキは花と呼べるのかナデシコは控えめですしキキョウだってことさら派手な紺でもありません。「折々」に出てくる歌はいつまでも待っているとか会えないのが苦しいといった技巧より心の叫びのような歌が多い印象があり、ます。万葉がどんな時代だったのかよく知りませんが選ばれた秋の七草もどちらかというとひっそりと咲くイメージです。今のように大振で派手な色で香りが強く「どうだ」といった花が好まれるようになったのはいつの頃からなのでしょうか。