7月7日 営業担当者の雑記

今日は「七夕さん」。といっても子供達が皆出て行った今多分我が家では何もおきないでしょう。もしかしたら奥方が「今日の星はまた随分きれいですよ」などと洒落たことを言うかもしれませんが。ところで星といえば思い出すのが季節は違いますが与謝野晶子の「冬の夜の星君なりき一つをばいふにはあらずことごとこみ皆」です。夜空の星一つ一つが皆亡くなった鉄幹だというのです。鉄幹も自分を星の子に尚らえ雑誌の名前を「明星」としたという説があるほど自意識過剰ぎみだった様ですがその妻晶子の鉄幹を思う心も凄いものです。鉄幹は随分女性にもてたようで浮名もあったようですがそれでもこんな歌で死んでからも尚恋されていると言うのは男冥利に尽きますね。あるいはこんな晶子に鉄幹も時にへきへきしていたのかもしれませんが。ところで万が一にも奥方が粋なことをしたら、どこかのコマーシャルのように「きれいだよ」とでもつぶやきましょうか。