6月5日 営業担当者の雑記

家の近所にある森からホトトギスの鳴き声が聞こえます。あの「特許許可局」です。婆さまは「テッペンカケタカ」と言ってたような記憶があります。この鳥日本人には随分馴染みがあります。有名どころでは信長、秀吉、家康の性格を表すのに使った表現がありますし、古いところでは「♫卯の花の匂う垣根にホトトギス早も来鳴きて」と歌う小学唱歌もあります。昔から和歌、俳句などでも沢山ホトトギスを詠った作品があるようです。虚子が主宰しいまだに続いている俳誌「ホトトギス」はあの鳴き声と雑誌名とのあいだにどんな関係があるのかは知りませんが一度は聞いたことのある名前です。俳句の世界では季語は旧暦なので五月雨とホトトギスが結びついているとどこかの本で見たことがあります。夏の先駆けに聞くこの鳥の鳴き声はもうじき鬱陶しい梅雨の前触れでもありますね。