5月18日 営業担当者の雑記

家の卯の花が咲いているのですがこの花とにかく元気が良すぎます。毎年枝を思い切り伸ばすので可愛そうなくらい切り倒しているのですが翌年は又しっかり枝を張ってきます。花は多分ベニウツギだと思うのですが濃い紅一色。野性的というか野放図というか枝という枝に花を一杯に付けています。奥の細道に出てくる「卯の花をかざしに関の晴着かな」は芭蕉一行が白河の関を通った時、能因法師の「都をば霞と共に立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関:春に都を出たのにもうすっかり秋風の季節になった」と季節の移ろいを詠んだ歌に呼応し昔竹田大夫国行という人がここで衣装を変えたという故事に習い、同行の曽良が辺りに咲いていた卯の花を無造作に髪にかざし芭蕉を慰めたというのですがこの花はとても可愛らしい感じがあります。私は勝手に白い花をイメージしているのですが家の奴は色も雰囲気も違いすぎる。やはり主人に似るのでしょうか。