4月21日 営業担当者の雑記

先日テレビを見ていたら、職人さん特集の番組で京都の雲母を使った唐紙の話が出ていました。江戸時代から伝わる版木に団扇の変形のようなもので色を付け雲母と粘土を合わせ塗った和紙にその文様を押していくのですが何とも微妙な指の動きに驚きました。アップでみると少し文様が浮き出ているように見え雲母がキラキラしています。その和紙を何枚か文様が一体になるように繋げ襖や壁に貼って行くのですが、こんな技術を持っている人も凄いがそれを注文するのはどんな家だろうと思っていましたら、さすが「冷泉家」でした。私の家もいきなりこの世に出てきたわけではないのですから1000年の歴史はあるのでしょうが悲しいかなまったく歴史をたどれません。精々爺婆の代まで100年がいいところです。家も由緒正しい形が残っているし確か冷泉文庫からは未だに新発見の書物が出てきます。恐れ入りました。